スポーツ障害とは
スポーツ活動によって関節、靭帯、腱、骨などに過度の負担が繰り返され、起こる障害です。
このようなことに悩まされていませんか?
- スポーツを再開したらまた痛みが出そうで不安がある
- ランニングをしていて、膝や関節などが痛くなる
- ももの裏が張っているような嫌な感じがする
- 腰を動かすと痛みやしびれが出てくる
- すねの内側がずきずきと痛む
当院で行っている治療法
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治療時間は、手技療法、物理療法併用で20~30分程度です。
手技療法を軸に、症状に応じて物理療法(超音波、ラジオ波、体外衝撃波等)を合わせて行っていきます。
※症状・状態に応じて、エコー検査も致します。
代表的な疾患
オスグッド・シュラッター病
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小学校の高学年から中学生くらいの少年に好発し、飛んだり跳ねたりする動作の繰り返しにより、太ももの前の筋肉が膝の下の骨端軟骨を引っ張り、剥離したり痛みを出す疾患です。運動を中心にすると痛みがなくなりますが、再開すると痛みも再び現れることがあります。膝のお皿の下が盛り上がってきます。
シンスプリント
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ランナーに多く発生し、足のつま先を上げる働きのある筋肉に過剰な負荷がかかることで筋肉に付着する骨膜に炎症が起き、運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて、ズキズキとした痛みが生じます。
(関係する筋肉:長趾屈筋・長母指屈筋・ヒラメ筋、後脛骨筋)
疲労骨折
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1回の大きな外力によって起こる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し小さな力が加わり、骨にひびが入ったり完全に骨が折れたりします。
(関連する筋肉:長趾屈筋、長母指屈筋、前脛骨筋、後脛骨筋、ヒラメ筋)
ジャンパーズニー(膝蓋腱炎)
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ジャンプやダッシュなど膝の屈伸動作を繰り返すことで、膝のお皿や膝の下に過度な牽引力がかかり膝蓋腱に微小な損傷が起き、痛みが発生します。
ランナーズニー(腸脛靭帯炎)
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ランニングやジャンプを繰り返すことにより、膝の外側で腸脛靭帯と太ももの骨がこすれて炎症が起き、痛みが発生する。
SLJ(シンディング・ラーセン・ヨハンソン病)
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11歳前後のスポーツ選手に好発します。
膝蓋靭帯を介して、お皿の骨の下縁に負荷が繰り返しかかることで発生し、お皿の下の部分に痛みが出てきます。
インピンジメント症候群
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肩の使い過ぎや加齢などが原因で、腱や滑液包が肩峰などの骨にぶつかることで炎症が起き、痛みが発生します。
鼠径部痛症候群(グローインペイン)
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グローインペイン症候群は、サッカー選手などに好発し、鼠径部周囲に生じる疼痛全般を指します。
体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋の柔軟性低下や、筋力低下、拘縮などが起こり鼠径部周辺の痛みになると考えられています。
腰椎分離症
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繰り返される腰椎への負荷が原因で起きる疲労骨折です。特に発育期のスポーツ選手に好発します。
有痛性外脛骨
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足の舟状骨の内側にできる過剰骨で、痛みを伴うものを有痛性外脛骨といいます。足部内側に骨性の隆起がみられます。
三角骨障害
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三角骨とは、足関節の距骨の後ろにある過剰骨です。バレエやサッカーをしている人に好発し、つま先立ちや足の甲を伸ばすと三角骨が脛骨と踵骨に挟まれて、足首の後ろに強い痛みが発生します。
足底筋膜炎
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足の裏の筋肉が繰り返しの張力や圧力などの負荷を受けることで、踵に付着する部分での微細な断裂や炎症を起こします。歩き出したとき、踵や土踏まずに痛みがあります。
その他の治療方法
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- 物理療法(電気治療など)
- ラジオ波治療
- ストレッチ指導
- 関係する筋、組織のリリース
- 筋力トレーニング指導
予防
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運動前の準備運動(ウォーミングアップ)や運動後のクールダウンをしっかり行うことや、規則正しい生活、適切な栄養補給、十分な休息などが予防に効果的です。
また、自分の現在のコンディションや体調を把握して、適切な強度で運動を行うことも大切です。
当院で使用している治療器
拡散型圧力波とは
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1980年代から対外衝撃波療法は、結石破砕治療として腎臓結石などの治療として一般使用されてきた。現在では整形外科領域でも腱障害や骨性疾患にも使用されるほど広く普及してきている。
空気圧により加速された発射体がアプリケーター先端(バンパー)に衝突し、皮膚の上から組織の深部までエネルギーを伝達する治療法で、このエネルギーは圧力波として体内に伝播する。効果
1.除痛効果
- 自由神経終末の変性を破壊により疼痛伝達物質の減少
- 衝撃波の刺激で痛みの知覚を阻害する。
- 炎症化学物質の抑制
2.組織修復促進作用
- 組織を一度壊すことにより、変性した組織の修復を促進させる。
- 血管新生とコラーゲン産生の促進。
効果が期待される代表的な疾患
難治性慢性疼痛治療
- 足底腱膜炎
- 石灰沈着性腱板炎
- アキレス腱症(炎)
- 肉離れの急性期が過ぎたもの
- 膝蓋腱炎・膝蓋靭帯炎
- シンスプリント
- オスグッド・シュラッダー病
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 腱症全般
- 筋筋膜性腰痛・慢性腰痛症 etc.
※治療と治療の間隔は、組織の修復期間が必要なため、5~7日ぐらい間をあけて行っていきます。
治療は痛みを伴います。また、治療後、1日~2日痛みが増すことがあります。
スポーツを継続しながら、治療できます。
ラジオ波とは
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身体の広範囲を深部から立体的に温める治療です。損傷した筋肉・神経細胞の早期回復が期待できます。振動によって体内の水分を振動させ、分子同士が擦れることによって摩擦熱を発生させます。とくに抵抗の強い場所に熱が発生します。
効果
- 細胞温度が上昇することにより、細胞を修復するタンパク質の産生が活性化し、痛みの軽減につながる。
- 血管が拡張され、酸素の運搬や代謝アップ、熱の排出などの効果が期待できます。
- そのほか、深部温熱作用による冷え性や自律神経バランスの改善、基礎代謝上昇、免疫力アップなどの効果も期待できる。
効能
施術中は心地よい程度の温かさを感じ、痛みなどもなく、その熱は施術終了後も継続します。
- スポーツ障害・スポーツのコンディショニング
- 肩こり・慢性腰痛・冷え性・むくみ・過敏性腸症候群などに
当院では徒手療法と組み合わせることで(ヒートハンド)、手から直接ラジオ波温熱を身体に送りこみ、より気持ちよく、より深部に熱を伝えられる施術を行っております!睡眠の質を上げたい、リラックスしたい、全身の血流を良くしたいなどご希望の方にとてもおすすめの温熱療法です!
ぜひ一度、お試しください!
LIPUSとは
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超音波により、結合組織のコラーゲンを合成し、たんぱく質や繊維芽細胞の増加を促進します。
効果
- 骨細胞膜への刺激で骨芽細胞の新生を促進
- 骨折治癒期間を約40%短縮
効能
- 骨折した部位に微弱な超音波を断続的に照射する。1万分の2秒間照射し、1万分の8秒間休止を繰り返す断続的な照射サイクル。
- 治療の痛みや違和感は全くありません。
- 骨折のほか、重度の捻挫、肉離れ等の軟部組織損傷・靭帯や筋の損傷、変形性関節症にも効果が期待できます。
エコー画像検査機
当院では症状や状態に応じてエコー検査を実施致します。
損傷部位の正確な特定や損傷具合を画像で確認しながら治療することができ、患者様にもわかりやすく説明できるようになっています。痛みや被爆のリスクなく検査することができます。